もっと。

ネヴィリルといえばあのふくよかな唇が魅力なのですが
彼女について印象に残っているシーンのメインは
やはりキスシーンだったりしますね。
やっぱりキスに特化したデザインをされてらっしゃる。

まずは衝撃の第１話。
アムリアとのキスはどれも濃厚でねっとりしててエロいです。
特に敵機に囲まれた中でのキスシーン（BGM:妖艶なる絆の響き）は
監督がそのシーンのためだけに作ったというぐらい
名シーンなわけなのですが
絵としての、あの戦場を忘れさせるインパクト。
すごく引き込まれるシーンです。

それで私たち視聴者はそのシーンを強く印象付けるのですが
そのことを頭に残しながら見ていると
２５話のアーエルとの壁越しのキスシーンとダブる感じがします。
このシーンでは劇画調の止め絵（パレードっていうんですかね？）
ではあるんですが、
非常にねっとりとしたキスが描かれています。
このときは表情などアムリアとのキスシーンと並んで濃厚で
ここで改めてネヴィリルの気持ちの変化を感じるわけですね。

比較するならやっぱり
１８話でのパライエッタとのキスシーンですかね。
そこには全然ネヴィリルの感情がないわけですよ。
パライエッタの熱情に対し
表情に変化がなく、淡白なキス。
キスを追っていくことでネヴィリルの気持ちの変化は
よくわかりますね。

他にネヴィリルといえば
やはり高橋理恵子さんですね。
彼女の印象はラジオでの暴走に持っていかれがちですが
個人的には非常に面白い演技をしていると思います。

音響監督さんの指示だったはずですが
いい意味で演技をしていないんですよ。
ある種淡々とした演技。
表面上の感情は薄いのですが
いうなれば朗読のような読み聞かせる演技ですね。
おかげで１７歳には見えないというデメリットはありますが
じっくりと言葉が染み渡ってくるような
奥深い感情で聴かせる演技だと思ってます。

もう一人の主人公ともいえる（あるいはヒロイン）ネヴィリルですし
濃厚で密度の濃いキャラだと思います。